僕を捨てる旅路

日本の社会で、ある日生き詰った自分。

社会人 失格

5年前のことです。


自分はストレスに、負けました。
周りのプレッシャーに、負けました。
仕事はいつも一生懸命やっていて、なんとか認められる生活はしていたんだよ。


でも、自分に無理させすぎて、
ある日不眠症になりました。


1年間薬を飲み続け、副作用で夜中に夢遊病のように暴食したり、薬をやめようとして精神的に更に病んだり。医者に鬱だと言われました。


僕は、知ってる人のいない田舎に移りました。
自然豊かで、のんびりした日々は自分に向いていると思った。


農家さんや町の飲食店を手伝ったり、マーケットに参加して色々売ってみたり。




そして、ある日、一人の女の子に恋をした。
その子は旅人で、楽器を片手に、畑仕事したり、かなり自由な子だった。


旅人って、いいな


そう思っていた矢先、その子は「私、オーストラリアにワーホリ行く」
そういって、あっという間に旅立ってしまった。


その頃、知り合いのカウンセラーと住食をともにしていた私は
不眠症の薬からようやく抜け出せた頃で、
貯金額ほぼ0だった自分は、保険の掛け金に手を出して、オーストラリアへの片道切符とワーホリのビザを何とか手にいれ、海を渡ったのでした。



その後の話は、またボチボチと...


読んでいただいて、ありがとうございました。